平成20年8月25日 月曜(雨)   楽しんで踊る!


夏休みも終わりに近づき、中学1年の息子の宿題の完成が気になる今日この頃。
今朝も「自由研究というのは、やってもやらなくてもいいから自由なんだ!」と主張する始末です。

確かにやってもやらなくてもいいんでしょうが、もっと「根性」を出して「努力」して欲しいと思うのです。
どうも、息子は冷めているんですよね、そういう点が。

私は学生時代、部活でテニスをしているとき、練習が好きでした。
というか練習しないと不安なので、いつも練習していました。

結構苦しい時でも努力!努力!と頑張ってきたので、「根性」は付いたと思います。

ところが試合になると、上がってしまって、実力を出し切れず・・・ということが続きました。
練習をしていなくても、度胸のある他の仲間の方が成績がよかったりしました。

フラメンコも度胸って大事だと思います。

練習を沢山しないと、もちろん足が動かないですが、もうだめだ!分からない!付いていけない!と
思うと体も硬くなって、思うように動けません。

「楽しんで踊る」とか「自分だけの踊りを踊る」ということだけを考えると、足や手が間違っても
いい踊りができるのかもしれません。

息子には「努力」「根性」とかは今のところ無縁の言葉ですが、ひょっとすると私より要領よく人生を
渡っていくかもしれません。

私もフラメンコを習って、もう少し楽しく踊りたいものです。
そしてもうちょっと踊れるようになったら、自分の内面を芸術的に表現できるように踊りたいです。

というのは、先週の金曜日に日本フラメンコ協会主催の「第17回新人公演」がありまして、
それにM先生が出場されるということで見に行ったのですが、たいへん勉強になりました。

先生はソレアを踊ったのですが、前後に同じソレアを踊る方もいましたが、まったくそれぞれに
違う踊りでした。

やっぱり私は先生のソレアが一番好きでした。

なぜかというと、繊細でいて大胆、そして気迫のこもった踊りはまさに「命」をかけているように
見えたからです。

ただ表面的に踊っているのではなくて、何か求道者のような深いものを感じました。
周りには、張りつめた「気」が満ちていました。

後で他の方から伺ったのですが、当日はお体の調子が大変に悪かったそうです。
そんなことは微塵も感じさせない、素晴らしい踊りでした。

さて、今日のファンダンゴは、そんなことを考えながらレッスン場に着きました。

踊ってみて、「う〜ん、芸術からはまだ遠いな」と思ったのですが、ひとまず楽しく踊ろうと
やっぱり「努力」した私なのでした・・・。

長年、そうやって生きてきましたからね、今更、急には考え方が変わらないです。
まぁ、ぼちぼちということで。


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