平成19年12月10日 月曜(晴れ)   執念の録音


今日でガロティンを習い始めてからちょうど10回目になります。

10月の頭に新たにガロティンを習い始め、復習すればそのうちに追いつけると思っていた私です。

ところが、復習しようにも時間がなくて、結局また1週間が過ぎ、頭はまっさらな状態。

ただでさえ、遅れて入ったのに、何も覚えていない・・・
それで他の方々とはますます差が開く始末。

もともと、皆さん若くて(年のせいだけではないでしょうが)物覚えがいいんですよね。

先生の振りを2〜3回見ると覚えてしまうし、おまけに頑張りやさんばかりなので、うちでちゃんと
覚えてくる(想像ですが、多分ね)ので、次の時には踊りがよりしっかりしているのです。

これについていくには、私も復習をちゃんとしなければと思いつつ、本当に時間がない・・・。

社交ダンスは10〜12月がパーティーシーズンで、ダンスショップは今頑張らなくて、いつ頑張る!
という時期に当たります。

ですから空いている時間に、習った足を思い出してトントンやるくらいです。
空いているのは、例えば電車の待ち時間。

屏風浦と杉田の駅(ホーム)では、もう誰が見ていても構わないヨ!気分でトントンやっています。

特に電車が通過する時には「ダダダダ〜」と勢いよく踏み鳴らしても、誰も分からないので
いい気分です。

動体視力のすぐれている人が電車の中からこっちを見ていたとしても、それが誰かまでは
気にしないでしょうし。

(夜のトンネルで猛スピードの車の横をおばあさんが同じ速度で走っていたと言う怪談は
聞いた事がありますが、そのうち、杉田の駅を通過すると足を踏み鳴らしているおばさんが
いたと言う怪談ができるかも!)

この間はベンチに座ってトントン(これは迷惑なのでこっそりと)やっていたら、隣のマスクをした
おば様に怪訝な顔をして見られてしまいました。

またある時は、10代の若者には、後ろから「何?踊ってるジャン〜」とか言われつつ。

でも、この駅での学習法には限界があります。

自分が不得意なパーツをやる分にはいいんですが、曲を通して踊るその順番は分からないし、
手まで付けて踊っているのではないので、レッスン本番で手を動かすと、訳がわからなくなります。
(流石の私も、足の練習はできても、手までつけてはホームで出来ないです。)

ともかくも曲がどんな振り付けになっているのか、通して覚える必要があると感じました。

そうしない事には、「首を早く回して!」とか「つま先は正面!」とか先生に注意されても、そんな
細かいことに構っていられず、(次の振りが分からないので、)安心して踊れないのです。

それで、先々週は、ノートを持っていって、メモを取りました。

皆さんが踊っているのを横目に、私は教室の隅っこで座り込んで、「→」とか「右」とかノートに
ぐちゃぐちゃと落書きのように書いてみました。

これで、私も後で復習できるぞと思いきや、レッスン後に見たら????でした。
あまりに記号と→ばかりで「一体どこの事?」

それで帰りに「来週はビデオを撮っていいですか?」と先生にお願いしました。
画像をとれば一発だと思ったのです。

でも「ビデオはダメだけど音だけだったら、カセットテープで録っていいです。」と言われました。

そんなこんなありまして、先週は近くの電気屋さんで買ったカセットデッキをそのまま持参して、
初めてレッスン1時間分を丸ごと録音してみました。

しかし・・・。

家に帰って来て聞いてみたら部分的には分かるんですが、肝心なところは右足から始まるのか、
左足から始まるのか、顔はどっちを向いているのかなど不明です。

やっぱり、画像が入っているビデオの記録が欲しいな〜と正直思います。
(けど、ダメなら仕方ないです。)

諦めが悪いと言うか、執念深いと言うか、今日は、またカセットデッキを持参しました。
先週と違うのは、今度はそれに自分の声を入れてみました。

先生に怒られるかな?と思いつつ、こっちもこうまでやらないと覚えられないので、怒られたら
即やめようと思って、皆さんがフォーメーションの練習をしている最中、私は隅っこでデッキ片手に
「右に行く」とか「左に行く」とか小声で入れてみました。

これでばっちりだ!!!

・・・と、今日は帰って来てから、そのテープを聴いてみたのですが、何だか雑音がご〜〜っと
入っていて声が聞き取れないです。

がっかり・・・。

でも、折角録音してきたので、先々週に書いたノートを見ながら、頭の中で踊りをたどってみました。
すると、なんとなく、思い出せたので、2台のカセットデッキを用意して、編集してみようと思いました。

つまり、向かい合わせにして1台は録ってきた音を再生させ、もう1台はそれを録音しなおすのですが
その時に自分でノートを読みながら、「右に行く」とか「帽子をたたく」とか吹き込むのです。

やってみたら、結構綺麗に入りました。

それほどクリアな音質でなくても、リズムがわかって、大体どんな動きかさえつかめれば良いので
これなら使えそうです。

ただ、残念なのは、今日習ってきたばかりの新しいところは、何回もレッスンでやったので
流石に覚えているだろうと思って、気を抜いてメモを取ってこなかったため、音だけ聞いても
何が何だか見当持つかなくなってしまったことです。

やっぱり、分かると思っても時間がたつと綺麗さっぱり忘れるものなのですね。

忘れて覚えて、忘れて覚えてを繰り返して、完璧になるものかもしれないと思います。
特に私の場合は。



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